日米同盟 2019 7 7

「想像力の欠如」
 日米同盟を考える時、
「アメリカは日本を守り、
日本はアメリカを守らない」という問題があります。
 これについては、識者は、
「日本には、憲法9条があるから、アメリカを守れない」と言いますが、
我々日本人がアメリカ合衆国憲法を知らないように、
普通のアメリカ人も、日本国憲法を知りません。
 だから、普通のアメリカ人は、こう考えます。
「日本は経済大国だから、自分の国は自分で守るだろう。
日本が負けそうになったら、我々は駆けつけるべきか考えればよい」
 次に、これも識者がよく言いますが、
日本は、アメリカに「基地」と
「金銭(在日米軍駐留経費負担)」を提供しているから、
同盟の役割は、十分に果たしているという。
 しかしながら、金銭で解決しようとするのは、好ましくないでしょう。
たとえば、こう考えると、どう見えるでしょうか。
 徴兵制がある国で、どうやら戦争が起こりそうになったので、
「私は、1億円を提供するから、兵役は免除してくれ」という人は、
社会的に尊敬されるでしょうか。
 そもそも、日本は、湾岸戦争の時に、
巨額の資金を提供しましたが、
お金だけ出す姿勢を参戦国から非難されました。
 さて、日本人の念頭にあるのは、
「尖閣諸島」が外国に占領された時に、
アメリカが参戦してくれるだろうかということでしょうか。
 アメリカから見れば、
尖閣諸島は、人が住んでいない島(岩)です。
 そういう島を取り返すために、
海兵隊の若い兵士が血を流すのは、
アメリカの世論が納得しないでしょう。
アメリカ軍を動かすには、アメリカの世論を動かす必要があります。






















































































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